今回は、H.Aつくば店のオイルマッサージの練習風景をご紹介させていただきます!
日頃オイルマッサージを受けている方も、アロマセラピストをしてみたいという方にも面白いかと思いますよ(#^^#)
肩甲骨を理解する
肩甲骨には、数多くの筋肉が付着していると言われています。
たとえば、
- 僧帽筋
- 三角筋
- 肩甲挙筋
- 菱形筋
- 棘上筋
- 棘下筋
- 前鋸筋
- 肩甲下筋
- 小円筋
- 大円筋
- 上腕二頭筋
- 上腕三頭筋
- 小胸筋
- 広背筋(間接的)
ざっと、14個です。
厳密には、17個付着していると言われています(^.^)
でも、人によってその大きさも様々…、慣れるまで、意外と触知し辛く感じる部位の1つです。
通例としては、
男性の肩甲骨は、大きいため、比較的簡単にみつかります。
でも女性は小さいため、なかなか始め苦戦します。
そして、支えとなる肩甲骨(骨格)が小さいため、女性の方が肩もこりやすいということも同時に理解できるのです。
ただでさえ、男性に比べ少ない筋量で、支えとなる肩甲骨(骨格)まで、小さいのですから、周囲の筋にかかる負荷はおのずと大きくなりますからね。
このように、私達セラピストは、お客様の身体を通して、様々な情報を瞬時に読み取ることを日常としています(^_-)-☆
オイルマッサージの練習風景
では、肩甲骨に関する筋肉への、オイルマッサージでのアプローチをご紹介しますね。
まずは、僧帽筋下部繊維(そうぼうきんかぶせんい)です。
よほど特殊なトレーニングをしない限り、通常は、薄く分離し辛い筋肉なので、骨指標を目印に、付着部位を白い顔ペンで書いてみました(^^)/
僧帽筋下部繊維
僧帽筋下部繊維は、肩甲骨~胸椎の棘突起あたりに付着しています。
第12胸椎、つまり、肋骨の切れ目あたりをめがけてドレナージュしてゆけば良いわけです。
肋骨の切れ目となる、第12肋骨と、その1つ前の第11肋骨は、浮遊肋(ふゆうろく)と言って、胸骨及び肋軟骨に付着せず、横腹のあたりにその切っ先を感じることができため、比較的、触診が容易です。
今回は、顔ペンで白いラインを書いてあるので、僧帽筋下部繊維の外側縁に適度なリリースがかかっている様子がとても良くわかりますね。
広背筋
次は、広背筋(こうはいきん)です。
こちらは、青い顔ペンです(^_-)-☆
名前は有名ですが、実は、きちんとその形を理解している方が少ない筋肉です。
背部にあるから、広い筋肉だから広背筋。
でも、その作用は…
- 肩関節の伸展
- 肩関節の内転
- 肩関節の内旋
と、つまり、肩を動かす筋肉なのです。
なぜなら、その付着部が上腕骨(じょうわんこつ)の小結節(しょうけっせつ)という部位にあるからです。
上腕骨の前の方(胸側)。
上の画像で、親指がある部位です!
そりゃ、肩を動かすわけですよね(^.^)
広背筋で最も、筋硬結(きんこうけつ)ができやすい部位は、肩甲骨外側の上方。
上の画像で、セラピストが、今まさにアプローチしている部位です。
ここは、絶対に押さえるべきポイント!!!
そして、胸腰筋膜(きょうようきんまく)へ。
普通のボディケア(もみほぐし)では、筋筋膜への連続したアプローチが苦手です。
だからこそ、オイルマッサージでのアプローチの際は、組織を引き伸ばすような、手技の連続性を大切にしています(^^)/
最後は、骨盤(腸骨)を押すように、胸腰筋膜~広背筋をリリースすると共に、腰椎に軽い牽引を入れるイメージです。
腰方形筋もリリースされますね!
まとめ
今回は、肩甲骨に関する筋肉として、僧帽筋下部繊維と広背筋へのオイルマッサージの手技をご紹介してきました。
広背筋に関しては、直接的には、肩甲骨に付着していませんが。
直接的に肩甲骨に付着する、僧帽筋下部繊維や大円筋、小円筋などに接しているため、それらの組織との癒着が起きやすく、つまりは、関節的に肩甲骨に関する筋と言えるため、まとめてご紹介させていただきました!
実は、オイルマッサージ…
ワンストロークとっても、なかなか奥が深いものですね(*^^*)
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